当院では産後の体調ケアにも力を入れているということもあり、出産後も赤ちゃんと一緒に通院してくださる患者さまが多くいらっしゃいます。
そのなかで多いのが「赤ちゃんの呼吸」についてのお悩み。
今回はより分かりやすいように、今まで当院にいらっしゃった赤ちゃんの症例と治療法について解説します。
症例1:A君 生後8か月
A君は生後8か月。数日前からゼーゼーする呼吸音が気になると、お母さんから相談を受けました。
オステオパシーで検査してみると、A君は肋骨が歪んでいることがわかりました。
肋骨が傾いていたり、右と左で高さが違っていたりすると、胸膜で繋がっている「肺」もまた同じように傾いてしまいます。
肺は気管支と繋がっているので、肺の歪みが気管支まで繋がり、気管支が狭くなることで呼吸がしづらくなり、ゼーゼーと音を出して聞こえるのです。
なぜ生まれたばかりの赤ちゃんに肋骨の歪みがあるかというと、胎児期や周産期のトラブルや出産時の状態が関係していると考えます。
出生時に難産であったり、吸引分娩であったり、帝王切開であったりすると、このような傾向がみられることがあります。これを、オステオパシーでは「出生トラウマ」と呼びます。
オステオパシーでのアプローチ
A君はこの後オステオパシーの施術で、傾いた肋骨を戻す施術を行いました。
肺が正しい位置で正常に働くことで、気管支も元に戻り、施術3回目には呼吸も安定してきました。
このように赤ちゃんには大人と比べ物にならないくらいの自然治癒力を持っています。原因を取り除いてあげると、薬に頼らずとも体は改善していきます。
ちなみに、骨の歪みを治すと言われると、強い力で骨を押すようなイメージを抱かれる方もいると思いますが、実際は痛みを伴わない優しい施術で、小さなお子様でも安心です。
(オステオパシーは生後1週間の赤ちゃんから受けられます!)
赤ちゃんの不調についてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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痛みや不調の真の原因を探りだし解消します
あたなが本来持つ「治癒力」を引き出す施術方法 オステオパシー
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