ご無沙汰しております。副院長の田端です。
日々の治療や勉強を通して学んだことや感じたこと、考えたことなど少々マニアックな内容を記事にしていきます。
オステオパシーを学び始めていろいろな価値観が変わりました。そのひとつが『健康』について。
オステオパシーを知る以前は、「症状がなくて、検査数値にも異常がなければ健康だ」と考えていました。来院される患者さんも、お話を伺っているとそのように考えている方が多くいらっしゃるように感じます。
ですがオステオシーの学びを続けていく中で、この考え方は、症状や数値にしか目を向けておらず、体ひいては目の前の患者さんに目を向けていないことだと気づかされたのです。
『健康』とは
では、現時点での私なりの『健康』とは...
「調子の良し悪しを自覚でき、不調がある場合には速やかに自力で改善できる状態のこと」
そもそも、WHOによると「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と定義されています。
『病気がないとか、症状がないとかじゃなくて~』とはっきり明言されているんですね。中学校の保健体育で習うようなことも忘れてしまっていました・・・。
調子の良し悪しが自覚できる
前半の『調子の良し悪しを自覚でき』の部分は、いろんな意味で自分の体の状態を気にかける余裕があるかということです。
例えば、多忙すぎて調子の悪さに目を向けられなくなっている人。長引く不調が当たり前になってしまっていて不調を感じられなくなっている人。これらの場合、調子の良し悪しを気にする余裕がなくなってしまっているわけです。この余裕があるかどうか。
WHOのいう『肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態』のときには、調子の悪さを感じる余裕があるといえませんか。
すなわち、WHOの『健康』に大いに賛同し、私なりに言い換えたものが『調子の良し悪しを自覚でき』の部分です。
不調がある場合には速やかに自力で改善できる
そして後半部分は、WHOのいう『健康』に付け加えたい私の考える『健康』。
『不調がある場合には速やかに自力で改善できる状態』これは健康を定義すると同時に、オステオパシーの施術をするうえで目指すゴールでもあると考えています。
体には自然治癒力というものが備わっています。この自然治癒力によって多少の不調や問題が起きた時にでも体は自分で解決するため、不調が長引かず消失していきます。
しかし、自然治癒力を超えた負担が体にかかったとき、症状や病気が引き起こされてしまうというのがオステオパシーの考え方です。だから症状のある場所ではなく、負担がたまってしまっている=自然治癒の過程を阻害している場所に施術をするのです。
症状や数値にとらわれない
症状や数値というのは一つの目安にすぎません。
症状がなければ健康なのか?数値が基準に収まっていれば健康なのか?
はたまた、症状があれば不健康なのか?数値に異常があれば不健康なのか?
「健全を見つけなさい」というのがオステオパシーの創始者A.T.スティルの言葉です。「健全=治ろうとする力」だと私は解釈しています。そしてこの「治ろうとする力」が体に満ちている状態が『健康』だと考えます。
そしてこれをまとめた、
「調子の良し悪しを自覚でき、不調がある場合には速やかに自力で改善できる状態のこと」
というのが現時点での私の結論です。
今後さらにこの考えに深みを持たせるためにも、自分の体と患者さんの体の声に耳を傾け、健康になるための、健康でいるための施術ができるように学びを続ける毎日です。
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