妊娠中の頭痛はなぜ起きる？原因は呼吸の浅さにあり

妊娠中の患者さまがよく訴えられる症状の一つが「頭痛」。
お腹の赤ちゃんの影響を考え、薬を飲まずひたすら我慢という方も多いんです。
実はその原因の多くは「呼吸が浅い」ということをご存知ですか？

妊娠すると、赤ちゃんの成長とともに子宮もだんだんと大きくなり、子宮に隣接する胃や腸などの内臓が上へ押し上げられます。

すると横隔膜が圧迫され、結果 呼吸が浅くなってしまいます。
実は、当院の検査で「深呼吸してください」とお願いすると、
「あれ？？以前はもっと吸えていたのに」と呼吸が浅いことに初めて気づかれる方も多いんです。

妊娠前は無意識に大きな呼吸で酸素をたくさん取り込んでいますが、妊娠してお腹が大きくなると、いつの間にか浅い呼吸になり酸素不足になっていることがあります。

呼吸で取り込む酸素は、筋肉を柔らかくしたり痛みを和らげたりする働きがあります。
しかし、酸欠になると筋肉が硬くなり、肩こりや首こりを引き起こし、それが頭痛の原因となってしまうのです。

当院で行っているオステオパシーは、筋肉を緩め、圧迫されている横隔膜を戻す施術を行っていきます。すると呼吸も安定し、頭痛は自然に楽になっていきます。

「妊娠中の施術は不安」とご心配になられるかもしれませんが、オステオパシーは痛みを伴わない優しい施術で妊娠中の方でも安心です。
快適な妊婦ライフを送るために、産まれてくる赤ちゃんのために、今のあなたの体を見つめ直しましょう。