「ヘルニアは手術しないと治らない」というイメージを持っていませんか?
ツライ痛みを取り除くために、手術を選択する人が多い腰痛椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア。当院にも手術をするか迷われている方、手術をしたけれど痛みが再発してしまった方など、多くの患者さまが来院されます。
ヘルニアの原因は何なのか?どうすれば痛みから解放されるのか?を、実際の患者さまの症例を元に解説します。
腰椎椎間板ヘルニアとは?
腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎の骨と骨の間にある椎間板の髄核(ずいかく)が飛び出して神経にあたり、腰や足の痛み・しびれ・麻痺などの症状がでる病気です。
当院の症例:Aさん 30代男性 腰椎ヘルニア手術経験1回
30代のAさんが、最初にヘルニアを発症されたのは2年程前。足先から痺れはじめ、次第に腰部や脚全体に痛みが走るようになりました。整形外科にて腰椎椎間板ヘルニアとの診断を受け、定期的にブロック注射を受け痛みをごまかしていたそうですが、痛みで仕事に支障が出はじめたことをきっかけに手術に踏み切ったそうです。
しかし、術後も再び痛み出し、整形外科に相談すると再手術を勧められ、「また手術しても痛みが取れないのではないか」と不安になり来院されました。
Aさんの腰椎ヘルニアの原因は腸
当院で検査をしてみると、Aさんは「腸」に問題があるということがわかりました。
一見関係なさそうな腸と腰ですが、実は深い関係があります。
それは腸と腰が「腸間膜(ちょうかんまく)」と呼ばれる膜でつながっているから。
腸間膜は、小腸を吊り下げるように支える薄く大きい腹膜のことで、腹部の後方、つまり腰にかけてべったりとくっついているのです。
なので、何らかの理由により腸に過剰な負担がかかり、腸の柔軟性が低下したり、縮んでしまったりしてしまうと、膜を通して腸と繋がっている腰の骨にも負担がかかり、歪みや圧迫が生じてしまいます。
腰の骨が歪むと、体は何とかバランスを取ろうと椎間板の中にある髄核を飛び立させることでバランスを取ろうとします。これが腰椎椎間板ヘルニアです。
オステオパシーでのアプローチ
この結果を踏まえ、Aさんには縮こまって硬くなっている腸を柔らかくする施術を行いました。また同時に、肝臓や胆のうも治療。これらを治療することで消化の手助けになり、腸の負担が減り、治りが早くなる効果が見込めます。
また加えてAさんには、食べ物を改善して頂くようお伝えしました。
Aさんは毎日乳製品(牛乳やヨーグルト)を摂取、大好きだというスナック菓子も頻繁に食べているとのこと。これらを控えて頂くよう指導しました。
みなさん当たり前に摂られている乳製品は、実は日本人には合わない方が多く、そのせいで腸が硬くなる一因となっています。
その後Aさんには当院で施術を行いつつ、食生活を改善して頂いた結果、10回程の施術でお悩みであった腰から足にかけてのうずき・痛みがなくなってきました。
腰椎ヘルニアと診断されたほとんどの方は、腸に問題を抱えておりいて、施術だけでなく食生活の改善が必要となるため治療期間が長くなる傾向があります。
また治療期間については、手術の有無も関係します。症状の程度によりますが、まだ手術前であれば、5~6回の施術で改善される方が多いです。
手術と言われ迷われている方、手術後の痛みに苦しんでいる方、ぜひ一度当院にご相談ください。
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あたなが本来持つ「治癒力」を引き出す施術方法 オステオパシー
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